入居者がいるマンションの購入
入居者がいるマンションの購入
中古マンションの売出広告を見ていると、時折「オーナーチェンジ物件」と書かれているものがあります。これはどのような物件かというと、現在賃貸物件として貸出中であって、購入後はその賃貸借関係をそのまま引き継ぐマンションのことをいいます。
不動産投資の対象として考えた場合、このようなタイプの中古マンションには大きなメリットがあります。それは何と言っても、すでに入居者がいるということです。購入してから改めて募集する必要がなく、また家賃収入も購入直後からすぐに得られるため、安定した収益が期待できます。また、すでに家賃の額が決まっているわけですから、購入者自ら市場調査などをしなくていいいというのも利点の1つに数えられます。
一方、オーナーチェンジ物件にはリスクもあります。それは、入居者の同意がない限り購入前に室内に入ることができないということです。つまり、物件の現況を確認しないまま大きな買い物をしなければならないわけです。そのため、購入時には信頼できる仲介業者を選び、よく相談しながら手続きを進めるのが得策です。
中古マンションの買い手募集が盛況である背景
最近では中古マンションの人気が高くなってきています。買うなら新築だろうと多くの人はイメージしてしまいがちですが、立地と状態の良い中古マンションをリノベーションによって好みのレイアウトにするという手法が登場してからは急速に人気が高まっています。立地とマンション本体の状態に次第という点は勿論問題になりますが、それを加えた場合でも買い手の募集に対して多くの反応が得られる状況になってきているというのが実情です。
この様なリノベーションは新築マンションよりも格段に安い価格で理想の住環境を得ることが出来るという点において、非常に魅力的なものであると考えられています。リノベーションを前提とした場合は、中古マンションの購入費用とリノベーションの両方のコストがかかることになるのですが、それを踏まえたとしても新築のマンションを購入するよりも安上がりになることが少なくないというのが大きな魅力として知られているのです。